2017年8月31日木曜日

【短期連載その26 沸点】

夏休みもあと1日、ようやくだな〜つって弁当を作っていたら、熱された油が左手に飛んで人差し指と中指を火傷してしまいました。おそらく昨晩宿題もやらずにテレビを観ていた子どもたちと、一緒になってキャッキャッとしていた夫に対してグチグチ文句を言って3人を悲しい顔にさせたバチがあたったのでしょう。大らかな感じに生きたい。

そういや少し前に百貨店のトイレに並んでいたら、私の前にいた品の良いマダムが一度個室に入ったのですがすぐ出てきて、私の後ろに並んでいたおばあさんに「こちらの個室、広いし手すりもありますしお年寄り向けですので先にどうぞ」みたいなことを言ったことがありました。後ろのおばあさんはエッと一瞬なったあと、「結構です!」と大きな声でこたえていた。マダムがそうですか、と個室に入ったあと、そのおばあさんは「まったく!年寄り扱いして失礼な!」と一緒にいた娘らしき人にブツブツ言っていたのですがその文句言っている姿かたちは誰がどう見ても皺多き老婆のそれなのであった、うーむしかし人を見かけで判断したらいけないし、年寄りかどうかは他人ではなく自分が決めるものなのだろうか、しかし年寄り扱いして失礼な、ってリアルに聞いたの初めてだな、あとマダム、ナチュラルに私を飛ばしたけれど緊急時でなくて良かった、、そして人の好意とは、、とか思っていたら自分の番がきたので用を足して帰りました。大らかな感じに生きたいです。

2017年8月30日水曜日

【短期連載その25 転ばぬ先の杖すぎる】

不穏な空気で始まった朝でした。どうなっていくんですかね。

***

先日、息子のクラスで理科を担当している先生に急用があったらしく、翌日の理科の授業が休講で、代替については急すぎてどうなるか分からないまま生徒たちは帰路につく、ということがありました。そういう場合、私だったらそのどうなるか分からない時間については、自習になる可能性を考えて理科の教科書とノートくらいを持っていくと思います。しかし息子はそのどうなるか分からない1時間のために、自分の持っている全ての教科書とノートとリコーダーと体操服を通学用鞄に詰め込もうとしていた。いやおい流石にリコーダーと体操服はないだろう、鞄がビリビリになるでしょと止めたのですが、何の授業が代わりに入っても大丈夫なように教科書ノートは全部持っていく、と言い張ってそれらを鞄2つに詰めて出かけていきました。

で結局その時間は自習でプリント演習、そして同じ日に数学のテストがあったらしいのだが、そのテストで使うコンパスを忘れて作図の問題をまるっと落としてきた。がっかりして帰ってきた息子の破裂せんばかりの鞄を見てなんか、うん、がんばって、、と思った出来事でした。



生地と衿ぐり部分を変えてノースリーブを作りました。





柄部分は薄地のポリエステルなのでギャザーが綺麗に出ます。


薄手ならではの裾始末。うおお。


また来年の春ごろ気が向いたら何着か作ります。



2017年8月28日月曜日

【短期連載その24 とにかく動く】

8月ももう終わりかー、相変わらず作業全然できてないなーと考えていたら急に焦燥感にかられ、洋服に付ける洗濯ネーム(生地の組成や洗濯方法が記してあるタグ)を新規注文したり、イベント出店を申し込んだりしていました。洗濯ネーム、洗濯表示の部分が昨年末から変わっていたので遅ればせながら変更を。記号が分かりにくくなったと思うのは私だけかしら。慣れればどうということもないのでしょうが、、(詳しくはこちらに書いてあります→消費者庁のサイト

イベント出店については、選考などもあったりするようなので確定したらまたこちらでお知らせします。まずは10月から岡崎のNatural*Artさんのお洋服展に参加させていただきます。


B01M8IA8TYゾンビーワールドへようこそ [DVD]
パラマウント 2016-12-21by G-Tools
ゾンビ、お馬鹿、青春。すごく面白かったのですが疲れているのかな私、、


B01N5S7FCCドント・ブリーズ [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2017-03-22
by G-Tools
盲目、老人、最強。最近観た中で一番ハラハラした。

2017年8月26日土曜日

【短期連載その23 観たり読んだり】




娘と観てきました。とても良かった!夢は人を強く優しくするものですね。主人公がとても逞しいのも良い。才能が努力をあっという間に凌駕していく感じが娘には堪えたみたいですが、ひとかどの人物になるにはそのくらい土台がないとね、、それにしてもすごく面白いのに上映会場が少ないのが残念です。



【備忘録】
4087715906教団X
中村 文則
集英社 2014-12-15by G-Tools
前評判が凄く、一時期どこにも見当たらなかったような、、登場人物たちが饒舌すぎるにも程がある。ものすごい質量を感じる話でした。


4104190047明るい夜に出かけて
佐藤 多佳子
新潮社 2016-09-21by G-Tools
アルコ&ピースのANNが好きすぎて。こうやって1冊物語ができるとはやはり稀有な番組だったと思います。



4834082385まく子 (福音館の単行本)
西加奈子
福音館書店 2016-02-25by G-Tools
4344421841漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)
西 加奈子
幻冬舎 2014-04-10by G-Tools
4043944810きりこについて (角川文庫)
西 加奈子
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-10-25by G-Tools

西加奈子作品を読んだことがほとんどなかった(春夏秋冬の文字がそれぞれ名前に入っている男女が温泉行く話くらい)のですが、めちゃくちゃ面白いですね。他にも「ふくわらい」とか読みました。読んだ後、大きく包み込まれる感じが気持ちいいです。どの話も懐が深い。


4087715698眠る魚
坂東 眞砂子
集英社 2014-05-19by G-Tools
絶筆の凄味。命を削って物語を紡ぐとは想像もできない世界です。主人公に作者がどんどん重なっていき、最後境目がよくわからなくなってくる感じがします。



B009KYCSKM刻刻(1) (モーニングコミックス)
堀尾省太
講談社 2009-08-21by G-Tools
全8巻。時が止まった「止界」という世界での話。世界観・ストーリー共にとても面白いですが、何より登場人物がそれぞれ魅力的です。



B016O008HO衛府の七忍 1 (チャンピオンREDコミックス)
山口貴由
秋田書店 2015-10-20
by G-Tools
現在4巻まで。血とか肉とかもう何がなんやらグチャグチャで残酷で滅茶苦茶だけど、どうしてか涙が出てしまう。自由を謳うことが昔はいかに難しかったか。


備忘録と言っておきながら読んだそばから色々忘れていってしまう、、情けないことです。


2017年8月25日金曜日

【短期連載その22 エンドレス】

摩周湖の霧。ブログのレイアウト無視、画像大きめでお送りします。
昨日は情けない投稿だったのでこっそり更新、現在は右耳から臭い液体が出ますが痛みが引いたので通常営業であります。


朝、犬を散歩に連れていくと、高確率で会うおばあさんがいます。おばあさんは身長120センチくらいで、座れるタイプの手押し車を引いている。どこかの記事にも書きましたが私と犬の散歩コースは大変見晴らしのいいところなので、おばあさんは私たちを見つけると80メートルくらい先から動かずに待っていてくれます。暑い中申し訳なくて急ぎ足になっておばあさんに近づいて挨拶すると、「毎朝犬の散歩偉いねえ、◯◯ちゃんは元気?」と聞かれる。この◯◯ちゃんというのは同居する夫の父、私の舅さん(喜寿)のことで、はいおかげさまで、と答えるとおばあさんはニコニコします。そして「あんたはええところに嫁に来て良かったね、◯◯ちゃんもあんたの旦那さんも優しいもんね」と続くのだが会うたびにこの会話を100万回くらい繰り返している。会う場所もいつも墓の前だしこのおばあさん、ドラクエに出てくる村人なんじゃないかな、と思っています。私がストーリーを進めて中ボス倒してからもう一度犬の散歩をしてみると何か違う会話ができるのかもしれない。もう7・8年上記の会話を繰り返していますが私はおばあさんの名前も、どこで誰と住んでいるのかも知らないのです。

先日娘と犬の散歩をしていたら、いつからそうだったのか草むらにイタチが倒れて虫の息だった。一応病院に連れて行ってみるかと家からダンボール箱を持ってきて、イタチを入れて抱えて歩いているときにそのおばあさんに会って「散歩偉いねえ。◯◯ちゃんは元気?」と言われました。ぶれない心。その後イタチは治療の甲斐なく、娘は泣き、私は診察費を払い、おばあさんはいつもの場所で再びスタンバイし私たちを待っています。

2017年8月23日水曜日

【短期連載その21 強調構文】

firmamentiaのサイト(firmamentia.net)がしばらくの間閲覧できなかったようで、大変ご迷惑をおかけしました。現在は復活しております。ご指摘くださった方々本当にありがとうございました。

右耳が外耳炎になりました。耳掃除のしすぎで、ばい菌が入ったらしい。痛いです。耳の中だけでなく耳たぶも耳の下のリンパのところも顎と頭の右側も痛い。抗生剤が合わないタイプのやつだったみたいで湿疹できるし点耳薬を耳に入れるとめまいがするし(薬を入れる前に一肌程度に温めなくてはいけなかったらしい)日中家をさまよいながら痛いよ〜痛いよ〜と言うだけの人に成り果てています。こうなってから改めて健康のありがたみを知る、現金なものですね。睡眠してきます。

2017年8月20日日曜日

【短期連載その20 果物を買い忘れた】

色々あった週末でした。とりあへず息子の夏休みが本日にて終了、明日からは学校である。宿題やったかどうか気になるところですが、シュレーディンガーの猫的に言うと、私がチェックしなければ、彼の鞄の中で宿題がやってある状態とやってない状態が重なり合っていると言えよう。というのは猫も何もかも全然違っておそらく恐ろしいくらいにやっていない気がしなくもない、しかしまあとにかく明日からはわたくし、早起きして弁当作りの日々復活となります。そしてなんだかんだゴロゴロ過ごしている息子、この夏休みは男女8人でお友達の家に集まって夏祭りに行ったりしていました。年中の時バレンタインデーに女の子からチョコレートをもらって以来のリアルが充実したひとときだったと言えよう。休み明け、だるいと思うけれどもがんばって通ってほしいものです。なお短期連載は娘の夏休みが終わるまで続きます。今しばらく駄文おつきあいいただけると幸いです。

2017年8月18日金曜日

【短期連載その19 ウイングスーツジャンプ】

愛知県美術館に「大エルミタージュ美術館展」を観に行ってきました。エカテリーナ2世という女帝のめちゃくちゃ生命力みなぎる肖像から始まり、彼女のコレクションに端を発したロシアのエルミタージュ美術館所蔵の作品が並べられていた。作品はバロックとかその辺りの時代のもの(適当ですみません)が多く、絵的にわかりやすく、わかりやすい感じに生き生きとして素晴らしいと思いました。こんな感じに正しく美しい絵を集め続けた女帝はさぞや強い心を持った方だったのでしょうね、、私はといえば出口に着くまでに絵のパワーに当てられてヘトヘトでした。アッこの書き方だと私が非常にセンシティブな人間みたいですね、実はヘトヘトだったのには他にも理由があって、私はどうにもお腹が弱く、今日は急な腹痛の恐怖と戦いつつの観覧だったのである。ストッパEXが手放せないよ全く、、

 
3年前も同じようなことを書いていた。そして3年前も息子はゴロゴロしていた。
https://firmamentia.blogspot.jp/2014/08/blog-post_20.html



美術館から望むテレビ塔とオアシス21

チケットにもなっているこの絵はとても可愛らしかったです

2017年8月17日木曜日

【短期連載その18 気づいたらいつも今】

ここ数日作業場に行くことすらままならず、それはなぜかというと子どもたちの夏休みの宿題が全く終わっていないからです。親が口を出すから余計にやらないのでは、、というお叱りも重々承知ではありますが本当にやらない。やるべきことを然るべき時にやらないと将来困るよ、と言っても分からないのだろう、YouTube観たり(妹)ゴロゴロしたり(兄)しています。でも仕方ないのかな、私も未だに将来困るよ、と言われてもピンとこないまま化粧を落とさず寝たりスペランカーを夜中遅くまでやったり後先考えずに子どもを叱りつけたりしている。困ったものです。気付いた時には取り返しのつかないことになっているのかな。取り返しのつかないことにならないために、今という時間を今という時間のために使うのではなく、取り返しのつかなくない未来のために使わなくてはいけないのかな。今とは。漠然としたもしくは確約された未来とは。よくわからないいい、となって結局なんでもバランスでしょと思って各方面に向けて中途半端にヘラヘラしているのが今の自分である。もっと親って確固とした芯みたいなものがあった方が子どもも安心するのでしょうけれども本当にそこは申し訳ない、と思っています。はい。

2017年8月14日月曜日

【短期連載その17 歩く】


本日は住んでいる町の花火大会でした。
普段は室内から遠くに見える花火をすこし眺める程度なのですが、今年は涼しかったこともあり、家族で花火の行われている堤防まで1キロくらい歩いて行くことに。近くで見る花火は降ってくるようで迫力がありました。後ろで見ていたどこかの幼い子どもが、眠いのか音が怖いのか終始ぐずっていて、母親らしき人が「もう!!!ちょっとくらい花火見せてよ!!!どんな思いをしてここまであんたを連れてきたと思ってるの!!!!」とガン切れていた。わかるわかる、わかりますよ〜!無謀かな、でも行けそうな気がする、と思って幼子連れて向かってはみたけれども途中から抱っこ抱っこで着いた頃にはヘトヘト、理不尽な怒り爆発、みたいな体験を100億回くらいしてきたのでわかるわかる(でもやはり、憚ることも忘れて大声でキレる大人は客観的に見ると悲しいものがありますな)となりました。しかしいつしかそんなこと全然なくなったな、、今日も子どもたちは普通に歩いて普通に花火を見て普通に帰ってきて普通に風呂に入って普通に寝た。そのうち暑い、だるい、友達と行く、などと言って今日みたいに真っ暗な田んぼ道を4人でトボトボ歩いて花火を見に行くこともなくなるのでしょうね。普通に寂しい。花火は普通じゃなく美しかったです。

サンプルできました。
胸ダーツを利用して切り替えを作ったのですが、もろダーツの線を生かしてしまっているのでそのあたりのラインを自然な曲線に変えて完成です。 綿100%、軽やかな生地で涼しいですよ。


いやだから夏終わるって、、本当はここから量産に入るのでしょうけど次に作りたいものもたくさんあるのでどうしようか悩ましいです。

2017年8月13日日曜日

【短期連載その16 あとすこし】

お盆ですね。
数日前から右耳下のリンパ腺?あたりが痛くて煩わしいです。なんだろう、耳掃除のしすぎと関係があるんですかね、、


ノースリーブのブラウス、今日は完成ならず。パターンと縫い方、それぞれ譲歩しなくてはいけないことがあり時間がかかってしまいました。布帛の作品は、なるべく裏を見た時に、ロックミシンが見えないようにしたいのです。勝手なこだわりなのですが。そんなことをしているとすぐ秋ですね。


2017年8月12日土曜日

【短期連載その15 bizarreness】

観てきました。


第一章ということで、ストーリー的にはまだほんのさわりみたいな感じでしたが、私は結構楽しめましたよ。個人的には、白けたり落胆したりは全くなかったです。(原作ファンが多いので『私は』とか『個人的には』強めでお送りしております)

ジョジョの中でも今回映画化された4部が一番好きで、そのあと3→6→7→5→1→2と続きます(8部は未読)。ただ3部は学生の時ジャンプで連載していたのを読んでいてその時の思い出補正が入っているかな、、補正を入れなかったら7と5の間かもしれない、それか3と6入れ替えかな、あでも5も決してつまらないわけではなくてこの辺りは本当に僅差なんですよね、、結局みんな違ってみんないい!と誰にも聞かれてないのに勝手にランキングして悩んだりするくらいはどれも好きである。

それで目下の懸案事項に、今日から始まるジョジョ展(http://jojofes.com/gengaten/)に行きたいとどのタイミングで家族に伝えるかというのがあります。もうチケットは買ってあるしどうしようかな。いや「行こう」という言葉を頭の中に浮かべた時には、もう実際に行ってしまっているんでしたっけ。こんなような台詞どこにあったっけとプロシュート兄貴のところからまた読み始めてしまい、とんだ時間泥棒にあっています。

2017年8月11日金曜日

【短期連載その14 名前がない】

お盆も近いので、子供を連れて実家を訪ねてみました。私は生まれ育ったところの隣市に嫁に行ったので帰ろうと思えばいつでも気軽に帰ることができるのです、といっても今は親もまだ無事息災に過ごしているので、つい足も遠のき帰るのは年に数回といったところである。
高校卒業したら遠くで一人で暮らしたいと思っていたのだけれども、遠くの街にある大学に落ちてから結局ずっと赤味噌で1chは東海テレビで机は「つる」ものなところで生きています。それが年々快適になってくると同時に、気づかぬうちにものの見方が矮小になっているのだろうな、とも思う。
自分の生きてきた年月が長くなればなるほど、同じような毎日を繰り返せば繰り返すほど、自分の中の轍が深くなってそれ以外の道に進みにくくなり、そのうち他の道があること自体を忘れていく気がします。自分の価値観とは全く異なるものへの感度が低くなり認めなくなるみたいな、居心地のいい世界で同じことを繰り返すみたいな。
「自分がここにいること」に対する違和感は思春期よくある感情で、それをわざわざ表立ってわあわあ主張するのは好きではないのですが、ただ、その違和感のそばに何か大切なものが隠れている気がずっとしています。昔から時折、何かが刺激になってその違和感のそばの大切なものをそっと撫でる時があって、そういう瞬間がとても好ましい。見慣れた景色の中に何かひとつ新しい発見をしたような気分になります。その好ましい瞬間を自分でも作れたらいいな、と思ってfirmamentiaを始めたのかもしれないですね。うまくいかないことの方が多いですが、少なくともそういう気持ちを大切にしてものを作れたらと思います。
なーんて、ノースリーブ製作止まってますがんばります。


2017年8月9日水曜日

【短期連載その13 まだまだ甘い】

昨日は週末の盆踊りの疲れか、台風の影響か、エコーズact3に潰されたかのごとく身体が重くて使い物になりませんでした。

そんな中、息子が学校の部活動で栃木まで2泊3日で行ってしまった。岐阜から栃木に部活で、って何かで勝ち抜いて全国大会的なものに出るみたいですが全くそうではなく、何か講演会に出つつその辺りの史跡を巡ってくるらしいです。息子の話だと部活動の全貌がよく分からないけれども、なんとなく断片をつなぎ合わせると時々ジオラマを作ったりクイズの練習(中高一貫なので高校生クイズの問題を一緒に解いているらしい、全然解けないが)をしたり歓談したり時折旅に出たりと、なんともゆったりした部活のようであります。親としてはますます息子の腹囲が気になるけれども、楽しそうにしているので仕方ないかな、と思っている。

それで数時間前に栃木にいる息子から電話があり、珍しく元気のない声だったので訳を聞いたら、カメラを講演会の会場に忘れてきてしまったとのことでした。どうしよう、、カメラがないと明日写真が撮れない、迷惑かけるから先生にも先輩にも言えない、どうしようどうしようグズグズ、、と言っていたのであれこの人こんな感じだっけ?と少し驚いた。おそらく見知らぬ土地でカメラを失くした、ということで不安になっているのだろうな、と予想するのだがあまりにグズグズしまくるので夫に電話をかわったらそのあとも長いこと話していました。なんか真っ先に親に電話をかけてくるのがある意味安心である意味不安である。まあとにかく元気に帰ってきてくれればそれでいいのですけどね。あと何よりリコーのGRを貸そうとして直前で嫌な予感がして止めた私の判断力を褒めたいですね。


2017年8月7日月曜日

【短期連載その12 88】

本日は朝から地元の中学校の校庭に小学生とその親たちが集合し、ラジオ体操をしたのちゴミ拾いをして帰る、というイベントがあったり、夜は夜で町内の盆踊り2日目で昨日に引き続き手伝いに行ったりと地域に密着した1日でした。5年生の親は盆踊りの輪のにぎやかし要員なので、まだ開始早々人もまばらなところで炭坑節や春駒などを踊り続けなくてはいけないのである。暑いし眠いし子どもたちは暴れてぶつかってくるしハァ〜と思いながら(自分の駄目なところが出た文章だな)踊りつつ、ふと隣で踊っている同じくにぎやかし要員であろう女性の着ているものを見たら打首獄門同好会のバンドTシャツだった。話しかけてみたらなかなかにコアなファンでした。そしてとても面白い人だった。盆踊りは後片付けまで無事に終わりました。


8月6日。

まだまだ上映中。ここまでロングランになるのは、それだけ観る人の心を打ち、その後いろいろなことを考えさせる作品だからなのでしょう。本当に本当に観て良かったです。

2017年8月5日土曜日

【短期連載その11 無題】

前回少し載せた娘の甚平はなんとか完成、町内の盆踊りに間に合いました。


印などつけたまま、肩あげ含めて全ミシン。申し訳ないとは思うけれども、時間がなかった。あの、娘は私が作るのが当たり前と思っている節があるが、私縫製かなり遅い方ですからね、、生地はTreeTop(http://treetop51.exblog.jp/)さんにて購入。閉店間際にドタバタ滑り込んで申し訳なかったです、、しかしサイズ150って大きくなったなー。明日からはノースリーブの作業に戻ります。それにしても目が開けていられないくらい眠い、あしたはラジオ体そう はやおき しなくて は   かゆい   うま   

2017年8月4日金曜日

【短期連載その10 相手もたまったものじゃない】

おはようからおやすみまで忙しい〜忙しい〜言うてやっておりますが、落ち着いて考えると、どうしてもやらなくてはいけないことってそんなに多くないのでは、、とも思ったりする今日この頃です。とりあえず今日イチの謎時間は、町内の公民館で元気いっぱい暴れまくる子どもたちと盆踊りの練習をしたことかな。謎時間ちゃうか。

話は変わって本日、夕ご飯に近所で取れたピーマンを(酒とみりんと醤油とツナ缶入れて)山ほど煮てやろうと思ってターン!と半分に切ったら中に何かの幼虫がいて包丁を持ったままのけぞってギャッとなりました。幼虫は包丁の刃を逃れて無事だった。ピーマンの中に虫ってこれまで生きてきて一度もなかったのでいや〜びっくりした〜と次のを切ったらまた幼虫がいて(これまた真っ二つになることなく無事でした)ギャアーと咆哮したのち学習能力のない自分と、虫と、野菜を選別した誰かに対する怒りでギギギとなった。虫の入っていたピーマンをよくよく見ると、ヘタの近くに小さな黒い穴が空いていることに気づきました。残りのピーマンの中から、問題あるものを虫とエンカウントすることなく除外することによって私はひとつ利口になったと思う、皆様もどうぞお気をつけて。ピーマンをツナと煮ると美味しいですよね。


週末の盆踊り、娘が甚兵衛が欲しいということで急遽作り始める




ハライチのターン、テーマ曲。作業しているときもしていないときもラジオをよく聴いていて、ハライチのラジオもそのうちのひとつです。いつも面白いのですが、今週(8/3)の岩井さんのフリートークが大変ツボだった。素晴らしい。深夜ラジオは大槻ケンヂや鴻上尚史、ビートたけしとんねるずの頃からちょくちょく聴いています(地方に住んでいるので昔はTBSを聴けなかったのが悔やまれる。良い時代になりました)。和やか投稿とラジオショッピングだらけのお昼の放送も、規模の大きい内緒話的な深夜の放送もそれぞれいいですね、人の声がずっと聞こえるのがとてもいいです。


2017年8月3日木曜日

【短期連載その9 ぶっ壊】

旅行から帰ってきたら、風呂のボイラーが壊れて湯が出なくなっていました。思い起こせば年明けから
  • リビングの暖房から温風が出なくなり
  • シャワーの水栓から水が噴き出し
  • トイレの便座は冷え切りウォシュレットは超冷水を撒き散らし(誰が痔とは言いませんが冬場は死活問題)
  • 芝刈り機はエンジンがかからず
  • 裏口の鍵は閉まりきらず窓のシャッターは下がりきらず
  • 洗濯機は爆音を出しつつ床をビチャビチャにしながら脱水の勢いで50センチほど移動
その他エアコンもインターホンもサンダルの踵も電卓も体温計も鍋蓋もダウンジャケットのファスナーも洗面台下の扉の取っ手もプラッチックの大きめの洗濯バサミも耐水bluetoothスピーカーもあれもこれもみんな壊れていく。いきつつもその状況に適応したり代替したり修理したりして壊れたもののことはいつしか忘れて生活は続くので結局それは何も壊れていないことと大変似ているなと思うのです。だから私には怖いことが2つあって、ひとつはおいそれとは忘れられないものが壊れること、もうひとつは全てを忘れてしまうことなのです。あれ、いろいろ考えて書いたけれど結果なんだか陳腐な感じになってしまった〜忘れてください〜

ノースリーブ作業中。この辺りからダレてくると完成しないので集中

2017年8月2日水曜日

【短期連載その8 道東】

週末を挟んで北海道に行ってきました。私自身、北海道へ行くのは4回目ですが1度目は子供の頃でほぼ記憶なし、2度目は石狩のフェスで燃え尽きエゴラッピンあたりで凍えかける、3度目は前職絡みの出張、なので観光らしい観光は今回が初めてであります。

新千歳空港から旭山動物園〜層雲峡〜網走〜知床〜摩周湖阿寒湖〜十勝の牧場〜札幌市内というコースを3泊4日のバスツアーで回りました。昨年からバスの楽さに味をしめてしまった。いやしかし頭ではわかっていましたが北海道は本当に広いです。上記の行程で走行距離は1000キロ越えていると思われます。東京大阪を往復するのとほぼ同じくらいの距離を道内のみで稼ぐ強者、日本の国土面積の約22%を占めているそうです(バスガイドさん談)。以下訪れたところの感想ですがフィルム現像していなくて写真があまりなく、拙い文章にて失礼します。

旭山動物園:
規模としては割とこぢんまりとした園ながら、随所に動物や地元に対する熱意と愛を感じる場所でした。特にカバへのフィーチャー具合がツボでした。泳いでいる姿が下から見られます。

動物園のアザラシ。指を追って泳いだりと人懐こい。

層雲峡:
独特の岩壁が続き秘境感がすごい。こちらの温泉旅館に1泊し、お夕食の水ダコのマリネを喉に詰まらせもんどり打ったのも、今となってはいい思い出です。夫の憐れみの目が忘れられない。

網走:
寂しいような柔らかいようなオホーツクの海。とてもとても静かなところでした。うまく言葉にできないがなんとも心惹かれる場所だった。海岸に馬がいた。

知床:
船に乗って海から知床半島を望む。ヒグマやオオワシがいました。奇岩、蛍光色の苔、温泉の滝、一瞬夢かな、と思う不思議な景色でした。それにしてもオホーツク海が、凛とした日本海ともおおらかな太平洋とも違う、ゆらゆらした懐かしいような感じだった。たまたまその日がそうだったのかな。海のない県に住んでいるので海が見られるところを観光するのは大変興味深いです。

手つかずの大地が広がる知床


摩周湖阿寒湖:
摩周湖は展望台から見下ろす形で見るのだと初めて知りました。山深く、一般には岸辺に行くことはできず、その水を触ることもできないのは全くもって神秘的です。眺めていたら端からじわじわと霧が覆い始め、瞬く間に湖に蓋をしてしまったので驚いた。阿寒湖はそれに比べたらフレンドリーな感じだった。周囲はちょっとした温泉街でした。

十勝の牧場:
牧羊犬のショーをやっていた。犬も羊も大変こなれた感じでプロや、、と思いました。

札幌市内:
テレビ塔があってその周辺が公園になっていて、街のつくりが名古屋に似ているなあと思いました。車の運転は名古屋より全くもってジェントルだった。すすきの付近でご飯を食べようとうろうろしていたら、家族で入れそうな居酒屋やおしゃれなバーに混じって、割とあけすけに風俗店や案内所があり、なんというか大らかさを感じました。旧庁舎は見応えあり。

北海道大学。すごく素敵なキャンパスだった

ダラダラと感想を書いてみましたがどこもそれぞれに魅力的な場所でした。とにかく規模がすごい。ご飯も食べる物みな美味しかったです。